長男の出産は病院でも大変な出産と言われ、感動よりも痛みがないことにホッとしていました。
正直、もう出産は二度としたくない……と思ったほど。
そんな思いも時間がきれいに吹き飛ばして挑んだ次男の出産!
よく芸能人の出産コメントで「感動して涙が出ましたって」というのを、「絶対嘘じゃん」と思っていたのですが(ごめんなさい!)、本当だったんだと実感しました。
はじめにお産が始まるときの3つのサインについて
おしるし
おしるしとは少量の血が混じったおりもののこと。
お産が近くなると子宮口が開き始めたり、子宮が収縮して卵膜が子宮から少しはがれ始めて、そのときに少し出血します。
おしるしがあると数日以内に陣痛が始まるといわれていますが、そうならないこともあるそうです。
破水
破水とは赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて羊水が外に流れ出ること。
ほとんどは陣痛がピークに差しかかったら起こるものですが、陣痛が始まる前に破水する前期破水もあります。
陣痛
陣痛とは赤ちゃんを子宮の外に押しだすために子宮が収縮するときの痛み。
痛みが規則的になって1時間に5~6回くらいになり、だんだん強くなるようなら本物の陣痛。
痛みが不規則で強くなったり弱くなったり、遠のいてしまう前駆陣痛というものあります。
出産一週間前からの症状
一週間前
胎動が多い。横になると腰が痛い。長男のときは1週間前に破水して入院したけど、生まれる気配が全然ありません。
6日前
スクワットや階段の上り下りを頑張るけど、生まれる気配は全くない!
5日前
おりものがねばっとしてきました。朝から胃がずっと痛い。
4日前
焼き肉を食べると陣痛が来るというジンクスがあるので食べてみました。「ドドド」という胎動を初めて感じてびっくり。
おしっこかな?
生理痛のような痛みを感じるような気もしました。
スクワットに階段上り下り、さらにツボ押し。
3日前
今日が出産予定日。階段上り下りとスクワット頑張るけど……。
自然に陣痛きて欲しい。
2日前
「早く出ておいでー」と声をかけ、またまた陣痛ジンクスを試しました。
今回はオロナミンC!
明日は検診。早く体重を気にせず食べたい……。
長男のときは検診の日に破水したから明日に期待。
横になったときに生理痛のような痛みと腰痛。
まだ胃痛もありました。
出産前日
AM3時 トイレでティッシュに少量の出血。ピンク色。おしるしかな。期待!!
AM5時 トイレでティッシュにはっきりと分かる出血。
AM8時 茶色いねばねばしたおりものが結構出ました。お昼まで茶色いおりものが出たり出なかったり。
PM1時 最後の妊婦検診。やっぱりおしるしで子宮口は2センチ開いていました。
頭の血流が弱いのが心配ということで明日入院することが決定。
バルーンを入れるそうです。
結構頑張ったつもりなのに、自然に生むことはむずかしいのかと落ち込む。
PM4時 陣痛っぽい痛みが!前駆陣痛?
PM8時 寝ようと思ったけど痛いので、陣痛アプリで計ってみると8分間隔。
こんなに早い?
長男のときは破水したけど、陣痛が来なくて陣痛促進剤を使っての陣痛。
これが陣痛だという自信がない……。
2人目なのに間違っていたら恥ずかしい。
PM11時 寝ながら痛みに耐えるのがつらくなって起きることに。
「前駆陣痛と陣痛の違い」を検索しながら、痛みが強くなってくると椅子の上にボールを置いて、その上に座って耐えてました。
出産日
AM2時 4分間隔になってようやく病院に連絡。
「陣痛が規則的なら来てください」とのこと。
長男を夫に任せて、一人で陣痛タクシーに乗り病院へ。
陣痛タクシーは10分で来てくれるそうです。
バスタオルを用意するように言われて、全然用意してなくて焦りました。
タクシーの中で病院の住所を聞かれ、慌てて伝えました。
AM3時 病院に到着。
まずは体温測定。
赤ちゃんや子宮の状態を知るためにお腹に分娩監視装置をつけたあとに内診。
子宮口は4センチ開いていて柔らかいとのこと。
陣痛で間違っていませんでした。
順調にいけば7時、8時に産まれるらしい。
陣痛は動画で見た呼吸法とイメージトレーニングのおかげでなんとか耐えられました。
AM5時 子宮口全開なのに赤ちゃんの向きがまだなのと、もっと強い陣痛と破水を待たなければいけないと告げられました。
いつになるかもわからないし、やっぱりだめかもと絶望的な気分になって、それまで耐えられていた痛みにも耐えられなくなり、どうして無痛分娩を選ばなかったのかと後悔。
AM6時 いつ破水するかわからないし、破水したらすぐだと思うと助産師さんに言われ、夫に連絡。
生まれる直前までは待合室で待機してもらいました。
長男のときは便意がずっとあって、トイレに何度も行ってるけど出ない…。
助産師さんにそれは多分赤ちゃんだと思いますと言われて、初めて赤ちゃんだって気がつきました。
出ちゃう感覚と陣痛を一緒に耐えるのがつらすぎたから、「いきんでもいい」と言われたときは嬉しかったです。
今回はいきみたい感覚が全くありません。
出ちゃいそうな感覚もない!
長男のときと違いすぎて困惑。
「いきんでもいい」と言われても、どうしていいのかわからなくて焦りました。
AM8時頃 内診のとき破水。
痛みが強くなって耐えられなくて、助産師さんの言葉も上手く聞けない……。
やけくそにいきんでたらいつの間にか夫を呼ぶ準備。
「えっ!?もう生まれるの?ほんとに?」
長男のときはもっと痛かったよね?
よくわからないままやけくそにいきんでいると、頭が挟まっている感覚が痛すぎてつらくなりました。
何度かいきんでみるけど続かずに、赤ちゃんが苦しいサイン。
次の陣痛で出るようにと、少しだけ会陰切開。
「あーー!会陰マッサージ一応頑張ったのに!」
あまり感覚もないまま頭が出て、「はーはー」と息を吐くように医師から指示。
そして、次男誕生!
生まれてすぐに抱かせてもらいました。
ちっちゃい!
可愛い!
体重は2824グラムで、エコーの体重とほとんど誤差はなかったです。
週数のわりには小さいけれど、何も異常はないようで安心。
赤ちゃんは苦しかったみたいで、酸素マスクをしたりで少しの間離れ離れ。
その間に食事をしたり、身体を拭いたりしながら待機。
夫は一緒に病室には入れないので帰宅しました。
トイレに行って、ティッシュで拭くときに痛みが!
あまり触らないで気にしないようにします。
思い出す会陰切開の痛み。
すっごい痛いやつ。
一人目と二人目の出産の違い
長男のときは何の準備もしないでの出産でした。
お腹が痛いのを我慢しすぎて意識を失ったこともあるし、痛みには強い方だと思っていたんです。
なんとかなるだろう、と甘くみていたところもあります。
長男の出産
前期破水→陣痛促進剤(錠剤)→陣痛リセット→陣痛促進剤(点滴)→吸引分娩→鉗子分娩
最初は前期破水でした。
「なんか出てる、あれ?止まんない、破水かも」と思って病院に連絡。
夫と一緒に病院に行き入院。
自然に陣痛が来なかったので、陣痛促進剤をつかうことに。
いきなりの痛みでこわかったです。
どんどん痛みが強くなったけど、いつのまにか弱くなってしまいリセット。
陣痛促進剤の点滴は最初は我慢できたけど、徐々に耐えられない痛みへ。
夫は頑張ってマッサージしてくれましたが、「そこじゃない!もっと!」みたいな感じになり、お互いイライラ。
夫がスマホを見ていることもなんだか許せず、陣痛中にけんか(笑)
夫には帰ってもらい、点滴台にしがみつきながら、部屋の中を歩き回って痛みに耐えました。
果てしない道を行く仙人のような気分です。
いきんでもなかなか生まれず、足がつりそうで震える感じもあって、最後のほうはいきめなくなってしまいました。
会陰切開して吸引分娩しましたが、うまくいきめず鉗子分娩で誕生!
夫には助産師さんに言われて仕方なく連絡して出産に立ち会ってもらいましたが、最初に出た言葉が「うわっ、出た、気持ちわる」です。
一生忘れません。
1人目と2人目との違い
出産日
長男は予定日4日前に生まれましたが、次男は予定日3日過ぎての出産でした。
出産の始まり
長男のときは前期破水からでしたが、次男はおしるしからでした。
陣痛
呼吸法やイメージトレーニングのおかげもあるかもしれませんが、陣痛促進剤をつかった陣痛の方が痛かったです。
会陰切開はどちらもしましたが、今回は少しだけですみました。
出産時間
母子手帳に書かれている時間はほとんど一緒です。
次男は病院に行ったその日に生まれたので、長男のときより全然早いなって思いました。
出産を終えて
長男にも出産に立ち会って欲しかったのですが、大人1人しか立ち会えなかったので、今回も夫が立ち会いました。
生まれる直前までは別の部屋に待機だったのですが、それが逆によかったなと思います。
助産師さんがほとんどそばにいてくれて、「痛い」と言わなくても察して腰をさすってくれたり押さえてくれたので、とても安心して出産できました。
本当に本当に感謝しています。
夫は頭側から撮影をしてくれたので、ほとんど視界には入らず、言葉を発っすることもなく、ただただ見守ってくれてる感じがよかったです。
長男のときは大変な出産と言われたけど、今回は安産と言われました!
呼吸法とイメージトレーニング、あとは体力!
これは本当に大事だと思います。
助産師さんから素敵な出産と言っていただけて、とても嬉しかったです。
出産までにかかった金額
妊娠してから出産、退院までに自己負担した金額は、20万1,840円でした!(2023年1月)